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院長交代のお知らせ


平素より一般財団法人愛成会弘前愛成会病院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2025年10月31日付で田﨑博一院長は院長を退任し、2025年11月1日より近藤毅院長が就任いたしました。
なお、院長交代後も、前院長田﨑博一は引き続き名誉院長として、診療に携わってまいります。
今後とも変わらずご支援のほどよろしくお願いいたします。
近藤院長のあいさつはこちら

こころが傷ついたときの安全で安心な癒しの場所として(2025年11月1日)

 院長 近藤 毅(こんどう つよし)

 こころの悩みは、誰かに打ち明けることが難しく、受診をためらわれる方も少なくありません。当院は、地域の皆様に安心・安全な医療を提供することを、最も重要な使命と考えております。こころが傷ついたときにも、「勇気を出して来てよかった」と感じていただけるような、開かれた病院づくりを目指し、その方らしさを取り戻すための癒しの時間と空間を提供できるよう、職員一同、誠心誠意取り組んでまいります。
 精神科医療は、年齢や性別を問わず、人生のあらゆるライフステージに寄り添うことが求められます。たとえば、幼少期における神経発達症や学童期以降の社交不安症への早期対応、青年期から中年期にかけてのうつ病や統合失調症の回復支援、高齢期における認知症の予防、さらには戦後世代の高齢化に備えた地域包括ケアの推進など、幅広い領域にわたります。当院では、小児から高齢者まで、地域の多様なニーズに応えながら、柔軟かつ個別性の高い医療を追求し、一人ひとりの背景や価値観を尊重した支援を行っております。
 こうした医療の質を支えるのは、チームの力です。当院では、医師・看護師・公認心理師・精神保健福祉士など多職種が連携し、総合力を発揮するチーム医療を推進することで、より包括的で持続可能なケアの実現を目指しています。また、次世代の医療人材の育成と継承にも力を注ぎ、未来に向けた精神科医療の発展にも貢献してまいります。
 地域に根ざし、誰もが安心して相談できる病院づくりを目指して、今後も職員一同、歩みを進めてまいります。引き続き、皆様の温かいご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

多機能型事業所アエル開設のお知らせ

 令和7年10月1日より、旧デイケアあゆみの建物を活用し、「多機能型事業所アエル」を開設しました。開設にあたり、多くの皆様にご尽力いただき、感謝申し上げます。
 多機能型事業所とは、複数のサービス提供をする事業形態で、当事業所は、新規事業の生活介護事業(定員10名)とこれまで運営してきた就労継続支援B型(定員20名)を併せた事業所となっています。
 新規事業につきましては、皆さんでカタチを創っていきたいと考えています。プログラム活動でやってみたいことなどあれば、是非ご意見いただければと思います。
 併せて、就労継続支援B型事業も通所者募集中です。広くなった作業場で新たな生産活動も準備を進めています。まずはお気軽にお問い合わせください。
 しばらくの間、不慣れなところも多々あると思いますが、職員一同、皆様の通所をお待ちしております。これからどうぞ、よろしくお願いいたします。

皆さま、本当にありがとうございました

 弘前愛成会病院デイケア28年の歴史を振り返りますと、平成9年に病院内の一角から始まり、病院内で3回の引っ越しを経て、平成21年からは「デイケアあゆみ」として現在の建物で活動をしてきました。
 長い年月の中、メンバーの皆さまと様々な思い出をデイケアで作ってきました。そのデイケアも令和7年9月19日をもって活動を終了することとなりました。
 メンバーは今後、それぞれに決めた活動場所で気持ちを新たに頑張っていきます。デイケアで会えなくなるのは寂しいですが、別れは新たなスタートでもあります。次の場所でも自分らしく、何事も楽しみながら、そして何より体を大事に過ごしてください。
 今まで当デイケアを利用してくれたメンバーの皆さん、メンバーのご家族の皆さん、仲良くしてくれた他院デイケアの皆さん、関係機関の皆さん、当デイケアに関わってくださったすべての皆さんに、心より感謝申し上げます。長い間、本当にありがとうございました。

デイケア解散式

 デイケアあゆみは令和7年9月19日(金)で活動を終了します。それに先立ち、メンバーとデイケアのお別れの場として、8月7日(木)にデイケア解散式を行いました。多くのメンバーが参加し、デイケアの昔を振り返るクイズに参加して、デイケアのこれまでの歴史を振り返りました。
 美味しい食事を食べ、通所歴の長いメンバーは昔の思い出話をしたり、通所歴の浅いメンバーは、そんなことがあったのかと驚いたりしていました。
 メンバーやスタッフのデイケアへのお別れのコメントを集めて壁に貼り出し、メンバー同士、またスタッフとの別れを惜しみながら、親しんだデイケアでの最後の思い出ができました。