受診された方が少しでも暮らしやすくなるために、臨床心理士が次のような援助を行っています。
カウンセリング
自分の気持ちを語り、表現することで気分が和らぎ、新たな気持ちで一歩を踏み出せるということがあります。
相談内容
- 人間関係で悩んでいる
- 学校や職場に馴染めない
- 自分では抱えきれない不安感や憂うつ感などがあり、情緒不安定である
- 自分自身や生き方について考えたい
- 体の検査では異常がないが、不調が続いている など
その他、薬物療法に抵抗のある方、妊娠中・授乳中などで服薬を心配されている方にもご利用いただいております。
カウンセリングの効果
- 漠然としていた感情が整理され、自分の気持ちに気づくことができる
- 視野が広がり、自分の周囲の状況を多面的に見直すことができる
- 問題の解決に加えて、より生きやすくなった自分と出会える
- ありのままの自分を受け入れることができるようになる など
自分自身と向き合う作業は時に辛くなることもあります。無理のない範囲で、ご本人に応じたサポートに努めております。
カウンセリングを受けるには
当院のカウンセリングは、医師の診察と併行して行っております。
カウンセリングをご希望される場合は、主治医にその旨をお伝えください。
月曜日~金曜日 : 9:00~12:00/13:30~16:30
土曜日 : 9:00~12:00
- カウンセリングは完全予約制で行っております。
- 1回につき50分程度、隔週ペースが基本ですが、ご都合や状態に応じて相談して決めております。
*カウンセリングルーム*
児童・思春期カウンセリング
子どもは大人に比べて、自分の気持ちや状態をことばで表現することが難しいため、身体的な不調(頭痛、吐き気、腹痛など)や行動面の問題(不登校、自傷行為、過食・拒食など)に現れやすいようです。心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
なお、児童・思春期外来でのカウンセリングは子どもを対象とし、保護者の相談は医師が応じます。
金曜日 : 13:30~16:30
- カウンセリングでは「臨床心理士倫理綱領」に則り、個人のプライバシーは遵守されます。
安心してご利用ください。 - その他、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
*プレイルーム・箱庭*
心理検査
当院では、診断やその後の治療・支援に役立てるため、また、皆様をよりよく理解するために、様々な心理検査を用意しております。
必要に応じて数種類の検査を組み合わせ、ご本人の能力や性格、発達特徴、心的特性などについて把握していきます。また、自己理解を深めるものとしても使用されております。
ご希望の方は主治医にご相談ください。
主な検査
発達および知能検査・・・知的能力やその特性を把握します
性格検査・・・・・・・・性格傾向や行動パターンを客観的に把握します
認知症検査・・・・・・・記憶や見当識、物事のとらえ方などを把握します
その他・・・・・・・・・抑うつ、発達障害の有無および程度について把握します
- 検査は予約制です。検査時間はそれぞれ異なりますので、予約時にお知らせします。
- ご不明な点がございましたら、その都度、外来スタッフにお尋ねください。
心理室ブログ