皆さま、本当にありがとうございました
弘前愛成会病院デイケア28年の歴史を振り返りますと、平成9年に病院内の一角から始まり、病院内で3回の引っ越しを経て、平成21年からは「デイケアあゆみ」として現在の建物で活動をしてきました。
長い年月の中、メンバーの皆さまと様々な思い出をデイケアで作ってきました。そのデイケアも令和7年9月19日をもって活動を終了することとなりました。
メンバーは今後、それぞれに決めた活動場所で気持ちを新たに頑張っていきます。デイケアで会えなくなるのは寂しいですが、別れは新たなスタートでもあります。次の場所でも自分らしく、何事も楽しみながら、そして何より体を大事に過ごしてください。
今まで当デイケアを利用してくれたメンバーの皆さん、メンバーのご家族の皆さん、仲良くしてくれた他院デイケアの皆さん、関係機関の皆さん、当デイケアに関わってくださったすべての皆さんに、心より感謝申し上げます。長い間、本当にありがとうございました。
医師不在(代診)のお知らせ
不在医 | |
9月8日(月) | 田﨑 博一 |
上記日程の午前の再来は國島医師が代診します。
不在医 | |
9月22日(月) | 田﨑 博一 |
上記日程午前の再来は神医師が代診します。
不在医 | |
9月29日(月) | 田﨑 博一 |
上記日程午前の再来は宮﨑医師が代診します。
デイケア解散式
デイケアあゆみは令和7年9月19日(金)で活動を終了します。それに先立ち、メンバーとデイケアのお別れの場として、8月7日(木)にデイケア解散式を行いました。多くのメンバーが参加し、デイケアの昔を振り返るクイズに参加して、デイケアのこれまでの歴史を振り返りました。
美味しい食事を食べ、通所歴の長いメンバーは昔の思い出話をしたり、通所歴の浅いメンバーは、そんなことがあったのかと驚いたりしていました。
メンバーやスタッフのデイケアへのお別れのコメントを集めて壁に貼り出し、メンバー同士、またスタッフとの別れを惜しみながら、親しんだデイケアでの最後の思い出ができました。
アルツハイマー病新薬「レカネマブ」の投与を希望する方へ
当院では認知症鑑別診断と各種検査を行い、治療対象の方は初回投与医療機関である弘前大学医学部付属病院脳神経内科へ紹介しております。精査を行い治療対象と判断された場合、初回投与から6ヶ月間は弘前大学医学部付属病院にて投与します。以降は、当院にて投与が可能です。
■レカネマブとはどんな薬?
「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)」と「軽度アルツハイマー型認知症」に対する薬です。脳のAβプロトフィブリルを減らし、アルツハイマー病の進行が遅くなることが期待されています。
点滴で投与する薬で、1回の点滴に1時間15分程度の時間がかかります。原則として18カ月間、2週間に1回の通院が必要です。
■どのような人が対象になるの?
対象になるのは、「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)「軽度アルツハイマー型認知症」と診断された方で、以下の条件を満たす方です。
・心理検査で、適応基準を満たしている。
・MRI検査を受けられる。
・ご本人とご家族がレカネマブの副作用について理解した上で、治療を希望している。
・レカネマブに対する重篤な過敏性がない。
・脳脊髄液検査、またはアミロイドPET検査で、アミロイドβの蓄積が確認される。
■MCI(軽度認知障害)とは?
MCI(軽度認知障害)とは、「脳の機能が正常な状態」と「認知症」の中間の段階で、認知機能に低下がみられるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態を指します。MCIのうちに発見し、早期に対策を行うことで改善がみられたり、発症を遅らせる可能性もあります。
何度も同じことを尋ねる、物の名前が出にくくなったなど、かかりつけ医がいる場合は、まず相談してみるのがおすすめです。当院では認知症に関する無料相談窓口を設置しておりますので、お気軽にご連絡ください。
■レカネマブ治療までの流れ
アルツハイマー病によるMCI(軽度認知障害)
もしくは軽度認知症であるかを確認します。
【必要な検査】
・神経心理検査(CDR、MMSE、MoCA-J)
・CT
・一般検査(採血、心電図、レントゲン)
原因としてアルツハイマー病が疑われる
【必要な検査】
・MRI
・脳脊髄液検査またはPET検査
■対応する医療機関
※ドナネマブの投与は、現在準備中です。