クロザピン(クロザリル®)について
クロザピンは治療抵抗性統合失調症に対して効果があることが認められている唯一の薬剤であり、わが国をはじめ米国、英国など100か国以上で承認され、効果を上げている薬剤です。
治療抵抗性統合失調症とは
治療抵抗性統合失調症は、4週間以上にわたり、2種類以上の十分な用量の抗精神病薬を服用しても十分に改善しない統合失調症と定義され、統合失調症患者のうち約30%に認められるといわれています。(※)
クロザピンによる治療を希望される方へ
当院ではクロザピン(クロザリル®)による治療を行っています。
クロザピンの治療には入院加療が必要です(18週間の入院)。その後は2週間に1回の通院治療が必要になります。頻回な外来通院が必要ですが、当院はデイケア、訪問看護、外来看護師や薬剤師による相談などのサポート体制もあります。
詳細を聞きたい方は、主治医の医師や外来看護師にお声かけください。
また、他院にて治療中の方からの相談もお受けしております。現在通院中の主治医の医師に相談の上、診療情報提供書を準備していただき、当院医療福祉相談室0172-34-7111(代表)までご相談ください。
※https://www.ncnp.go.jp/topics/2021/20211203p.html#2 「 治療抵抗性統合失調症の診断により 治療抵抗性統合失調症薬クロザピンの処方率が向上 ~ 精神科医への教育がよりよい医療の実践に大きく前進 ~」国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターより