センター長あいさつ

弘前愛成会病院認知症疾患医療センター長

平野 敬之(ひらの たかゆき)

 令和3年4月より認知症疾患医療センター長に就任致しました平野です。
 当院では平成23年11月1日に青森県の委託を受けて認知症疾患医療センターを開設し、以来、津軽圏域内の認知症医療の中核機関として「認知症になっても安心して暮らせる津軽」を目指した活動を展開しています。

 私自身、精神科医として物忘れや徘徊、もの盗られ妄想などと言ったいわゆる行動・心理症状に対する治療を続けて参りました。社会の理解や予防を図ろうと、微力ながら出前講座などを引き受けるなど、皆さんと共に考えるという事にも勤めて来ました。そういう活動の中で感じたのが連帯の大切さです。精神疾患の中でも、認知症は特に人の輪が大事です。地域、機関、医療・福祉関係の皆さんとの連携はもちろんですが、何よりもまず、ご家族との連帯を大切にしたいと考えています。
 当センターでは認知症の早期発見、進行予防、地域生活の維持に必要な医療を提供するとともに、研修会などを通じて地域の理解促進や見守り体制の強化を目的とした活動を続けて参りました。これまでの活動を守りながら、今後は更なる連帯のパイプになれればと思っています。

 認知症は誰もがかかる病気です。「差別してはならない」「感情は最後まで残る」この二つをキーワードに、患者さんと患者さんを取り巻く人たちに寄り添って行きたいと思います。皆さん、お気軽に当センターに声をかけて下さい。

令和3年4月1日