お花見会
春の陽気ですっかり暖かくなり、桜が見ごろの季節となりました。
今回は、手作り弁当を食べて歓談しながら弘前公園の桜を見る「お花見会」を5年ぶりに開催しました。メンバーもたいへん楽しみにしており、スタッフの作った美味しいお弁当とデザートをお腹いっぱい食べ、満開の桜や出店の食べ物などお花見を満喫しました。
観光客の方も多くたいへん賑わっており、明るい雰囲気の中みんなで桜を楽しむことができました。
おべる会
令和6年度から「おべる会」というデイケアプログラムを始めました。
津軽弁で「おべる」とは「知る・わかる・おぼえる」ことを意味します。何か新しいことや面白いものをおぼえていこうというプログラムです。
おべる会の最初のプログラムでは美味しいプリンの作り方をおぼえようということにしました。経験者に教えて貰いながらプリンアラモードを調理しました。カラメルソースは難しく、匂いからすると焦げてしまっているのでは?!と心配しましたが、最後にはプリンもカラメルも上手にできて美味しくいただきました。
これからもおべる会で新しいことに挑戦していきます。
当院における公認心理師実務従事者の実習や生活についてのQ&A
Q 研修の期間はどれくらいですか?
A.3年間です。
Q 応募対象者はどのような人ですか?
A. 4年制大学において公認心理師法施行規則第1条で定める科目を履修していること、卒業見込みであることが要件となります。また、公認心理師カリキュラムに基づいて大学が認めた場合、既に卒業されている方も対象になります。
Q 実習内容はどのようなものですか?
A.院内実習については、心理面接(カウンセリング等)、心理検査(各種心理検査の実施・所見作成・指導者による講義や指導)、定期的なケース検討およびシェアリング、新規受診患者の病歴等聴取、院内の治療チーム(精神科デイケア・訪問看護・就労支援・集団療法等)への参加、各種カンファレンスへの参加等が挙げられます。院外実習では、福祉分野、司法・犯罪分野、産業・労働分野の関連施設での実習を経験できます。
*ただし、これは一例であり、内容に変更が生じる可能性があります。
- 当院におけるプログラムの特徴
幼児から高齢者まで様々な年代の患者様に関わることの出来る精神科病院です。そのうち、実務従事者の方は思春期~成人期の方の心理検査や心理面接に携わる機会が比較的多いです。また、医師・看護師・精神保健福祉士・薬剤師・作業療法士等の多職種によるチーム医療について実践的に学ぶことが出来ます。
※特定の年代・領域のみを選択しての実習は出来かねますので、ご自身の希望する実習内容とこのプログラムが合致しているか、十分にご検討ください。
仕事量は決して少なくない上に、日々の業務をこなしながら自学自習を進めていくことになるため、積極的な姿勢と自己管理が求められます。なお、実務従事者1名につき1名の指導担当者(公認心理師・臨床心理士)がつき、日々の業務の指導・サポートを行っています。
- 実務従事者の一日のスケジュール例
1年目 | 2年目 | 3年目 | ||
午前 | 8:30 ・医局カンファレンス ・新規受診患者の病歴等聴取 | 8:30 ・精神科デイケア(終日) | 8:30 ・病棟カウンセリング | 8:30 ・外来カウンセリング ・指導者による指導 |
昼 | 12:00 昼休憩(45分) | 12:00 昼休憩(45分) | 12:00 昼休憩(45分) | |
午後 | 12:45 ・病棟における認知検査 ・病棟における心理的支援 ・心理室カンファレンス 17:15 退勤 | 12:45 ・就労支援従事 ・病棟における心理検査 ・心理室カンファレンス 17:15 退勤 | 12:45 ・外来における心理検査 ・所見作成 ・心理室カンファレンス 17:15 退勤 |
Q 公認心理師資格試験のサポート体制や自己研鑽の機会はありますか?
A. 基本的には自学自習ですが、毎月末に公認心理師資格試験対策として小テストの機会を設け、院内他部署や院外施設での実習後には、レポートを提出していただきます。日々の業務と試験勉強の両立は大変ですが、業務で学んだことが自然と試験対策にもつながっていくことと思います。
自己研鑽の機会については、各種研修会や当院における外部講師による精神医学セミナーへの参加が可能です。外部研修会や学会への参加に係る費用については、当法人旅費規程に基づき支給されます。
Q 社員寮はありますか?
A.ありません。ご自分で住居の手配をしていただく必要があります。
Q 青森での生活に対し、どのようなイメージを持ったら良いでしょうか?
A.当院は青森県の西部に位置する弘前市内にあります。近隣に大学が複数あり、アパートなど賃貸の物件数は豊富だと思います。いずれも、スーパーやコンビニ等の生活に必要な商業施設や病院は徒歩圏内にあることが多いです。冬は、本州最北端の県で積雪も多く、雪に慣れない地域からいらっしゃった方にとって1年目は大変かもしれません。しかし、これまでの実務従事者の方達は、雪道の歩き方や水道管凍結防止の方法など、先輩たちからアドバイスをもらい、北国での生活にも適応できていました。また、苦労した分、春や夏が来たときの喜びも大きく、地域の方達にとっては、桜の名所で有名な弘前公園のさくらまつり、そしてねぷた・ねぶた祭りは季節の風物詩となっています。
令和6年度医師再教育セミナー日程
開催回 | 開催日 | 演題・講師 |
第1回 | 5月30日 | 発達障害診断のコツ(案) 弘前大学大学院保健学研究科総合リハビリテーション科学領域 |
第2回 | 8月9日 | 双極性障害の維持療法について 医療法人社団 輔仁会 田崎病院 近藤 毅 先生 |
第3回 | 10月3日 | 家族単位の視点にもとづく周産期メンタルヘルス支援 十和田市立中央病院 徳満 敬大 先生 |
第4回 | 1月~3月 | 未定 青森県立保健大学 健康科学部 大山 博史 教授 |